東レ 純利益13%増で電池材料の販売好調 4~6月期

投稿日:8月11日

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(東レホームページより)

東レが発表した2016年4~6月期の連結決算は、純利益が296億円(前年同期比13%増)と4~6月期として過去最高。売上高は4781億円(4%減)、営業利益は410億円(11%増)。円高が300億円の減収要因も電池向け材料の販売が伸び、原燃料価格の下落で吸収。

なお、17年3月期の連結業績予想では、売上高の見通しを下方修正も純利益は16%増の1,050億円と据え置いた。

事業は注目すべき点がいくつもある。

まず、同社はリチウムイオン電池を軽量・大容量化できる部材を開発し、「自動車の環境対応ニーズをつかんだ」(福田雄二取締役)が奏功している。他にも、紙おむつ用の不織布の肌触りを改良したり、コンデンサーの小型化につながるフィルムを開発したりするなどして、独自技術や商品力で市場を切り開いたことで採算と販売数量の両方を伸ばした。

また、日本、中国、タイ、チェコ、インドに続く拠点となるメキシコにエアバック新工場を2018年3月に稼働を目指し建設すると7月に発表。投資額は約100億円。糸の生産能力は年1万トンで、全世界での生産能力は約3割増。

エアバッグ用ナイロン繊維から生地まで一貫生産する。この生地の世界シェアで20%程度は東レが確保しているとみており、今回の新設で世界シェアを2020年には30%弱まで引き上げを目指している。

タカタのリコールを受けて需要が急増していることから、今後の展開に期待が持てる。

ただし、短期的には慎重姿勢を崩さない。記者会見した福田雄二取締役は「各セグメントごとの需要動向が不透明なところがあり(先行きを)読み切れていない」と述べている。

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企業分析関連ページ

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■東レ株式会社

http://www.toray.co.jp

■東レ(3402)株価

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■東レ IR資料

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■関連ニュース

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東レが「青空サイエンス教室」
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/news/post_116026/

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http://www.sankei.com/smp/west/news/160713/wst1607130067-s1.html

(文責 金融資産運用設計士補 倉田孝 くらた・こう)

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